【実体験】20代が貯金をするメリットは、貯金をしてみると分かる話
「親は若いうちから貯金をしろと言うが、ホリエモンや前澤友作(ZOZO社長)をはじめとした成功者はお金を使って経験をしろと言っている。いったいどちらを信じればいいのか分からない。」
20代は貯金をするべきか、お金を使うべきかという論争は尽きないですよね。
僕は今年29歳になるのですが、以下のような歴史で、「貯金をしない派」と「貯金をする派」のどちらの道も歩んできました。
- 20代前半:貯金をせずに経験を積むという名目で給料は全て使っていた
- 20代後半:貯金(+積立投資)を始めて年間100万円ほど貯めるようになった
そんな僕の結論としては、「ある程度の貯金をしつつ、経験への投資は惜しまない」という両者のいいとこ取りの価値観で着地しました。
いろんな考えがあると思いますが、僕は若いうちからある程度の貯金をした方がいいと感じたので、この記事ではその理由を書いていきます。
僕の20代での貯金歴史
まずは、僕の20代での貯金歴史を簡単に紹介します。
20代前半:仕事のストレスで貯金ができなかった
ぶっちゃけですが、20代前半から貯金をしたかったのですが、できませんでした・・・。
僕は前職がゴリゴリの営業会社で結構ハードな会社だったこともあり、新卒の頃はストレス発散と称して毎日のように飲んでいました。
また、スーツが好きだったこともあり、スーツ・シャツ・ネクタイ・時計・シューズ・バッグを買い揃えるため、3年間くらい全く貯金ができませんでした。
毎日の飲みはいろんな店を開拓できたという経験値になり、スーツは見た目武装として仕事に良い影響があったことも事実ですが、今思えば、もうちょっと上手にお金を使えたなと感じます。
また、悪い部分として、自分が貯金をできない事実に対して「20代は貯金なんていらない!お金を経験に変えよう」と思うことで、貯金ができないことを言い訳してました。
そして、貯金は不要と思うようになっていったことで、さらに無駄づかいも増えていきました。
20代中盤:少しずつ貯金ができるようになった
25歳の頃に、ハードな営業会社から、先輩が立ち上げたベンチャーに転職しました。同じ会社で働いていたこともあり、ストレスのない働き方を目指して制度を整えていきました。
その結果、ストレス発散という名目で使っていた飲み代をあまり使わなくなり、スーツを着ることもなくなったので、洋服代もかなり減りました。
あとは仕事自体が面白く、仕事に必要な知識を得るために本ばっかり読んでいたので、お金を使う時間がなかったのもあって、少しずつお金が溜まっていきました。
ただ、少しずつお金は貯まるようになっていったものの、年間に30万程度と貯金額の増加ペースはゆるやかでした。
20代後半:貯金体質が身についた
27歳くらいから大きく貯金ができるようになり、年間100万円くらい貯められるようになりました。
大きな要因としては年収が増えたことなのですが、この頃からは「自分が何にお金をいくら使っているのか」を把握できるようになり、無駄なお金の使い方を排除することができるようになりました。
20代前半ではできていなかったのですが、「このお金の使い方は本当に価値があるのか?」という問いも生活の中で自然にできるようになりました。
続いては実際に貯金ができるようになり、良いなと感じた点を紹介します。
貯金があると精神的に楽になる
人それぞれかもしれませんが、貯金が100万円を超えたタイミングで精神的にかなり楽になりました。
100万円あれば大抵のことはできます。
例えば仕事が嫌になっても、僕は独身なので切り詰めれば半年くらいは生活ができます。その間にゆっくり転職活動をしても良いですし、ゆっくり本でも読んで自分の思考を深めることもできます。
そう考えたら、この100万円が何かあった時の保険として、自分の心にかなりのゆとりをもたらしました。
貯金があると挑戦しやすくなる
貯金があれば、自分のビジネスを立ち上げたいと思ったときなどに、挑戦もしやすくなります。
インターネットのおかげで初期投資のかからないビジネスはたくさん増えましたが、そうはいってもやはり多少のお金がはかります。
始めたばかりの頃は収入も見込めないので、貯金がないと生活することもできません。また、僕は貯金ができたことで、まとまったお金を使うことへの抵抗が減りました。
具体的には、こんな感じです。
- 海外旅行(20万円)
- パーソナルトレーニング(20万円)
- web系のセミナー(40万円)
貯金がない頃は、海外旅行やセミナーなども行くことを渋っていましたが、今では全くためらわずに行けるようになったことは自分の中で大きな変化でした。
現代の20代にはまずは貯金することをおすすめしたい
現代は「変化が大きい時代」であり、「選択肢も多い時代」だと思います。
そのような時代において、まとまったお金がないことで、自分のチャンスの芽がなくなってしまう可能性があると感じます。
- 自分でやりたいビジネスが見つかったが仕事を辞めると生活ができない
- 新しいスキルを身に付けたいがお金がないので独学するしかない
- 海外旅行で見聞を広めたいがお金が足りない
- お金を気にせずに彼女のプレゼントを選びたい
貯金とは何かやりたいことができたときに、すぐに実行するための保険だと思っています。
「貯金」とは銀行に預けるだけじゃない
この記事では一貫して「貯金」という言葉を使ってきましたが、これは「銀行の貯金残高」という意味ではありません。
過去の記事でも触れましたが、やみくもに銀行の預金を増やすだけでは損をする可能性が高いです。
僕は現金預金だけではなく、「株式や投資信託などの金融資産」のトータルを貯金として考えています。
これらの金融資産は流動性が高いのですぐにお金に変えることができます。
そのため、貯金 = 金融資産と考えた方が良いです。
なお、仮想通貨なども金融資産に含まれますが、価格変動が激しいため、これを貯金と捉えるのは危険かもしれません。
気がつけば100万円が1万円になることもあるので。
まとめ
- 貯金をしなくても良いと思っていると無駄づかいする可能性がある
- 100万円あれば精神的に楽になるし、大抵のことに挑戦できる
- 貯金 = 現金預金ではない
20代の貯金論は人によって価値観がかなり違いますが、僕は実際に「貯金をしない時期」と「貯金をする時期」を経験してみて、貯金の重要性を感じました。
いろいろな考えがあると思いますが、何か考えるきっかけになれば嬉しいです。