【感想】犬飼ターボ「仕事は輝く」を読んで、仕事がつまらない状態を抜け出す

BUSINESS Work

仕事がつまらない。

あなたはそう感じてしまったことはあるだろうか?
無いという方は本当に素晴らしいと思うが、思ったことがある人の方が多いと思う。

かういう僕も最近そう思ってしまうことが続いていた。

僕は悩んだ時はいつも本に相談する。今回僕の相談相手になった本が犬飼ターボの「仕事は輝く」という本だ。

月額980円で読み放題のKindle Unlimitedを回遊していたら偶然見つけたのだが、読みやすくて面白かった。

仕事に対する向き合い方が少し変わることができたので、本の内容とともに感想を書いてみたい。

「仕事は輝く」のあらすじ

とある若い石切り職人がいた。

彼はただ石を切って運ぶという単調な作業に面白さを感じることができていなかった。

彼はある日、一人の商人に会い、魔法の巻物を購入する。

その巻物には仕事で成功するための「5つの秘法」が書かれているという。

巻物は不思議なインクで書かれており、最初から5つ全てが書かれている訳ではなく、1つを理解すると順番に次の秘法が浮き出てくる。

この5つの秘法を用いて、仕事への向き合い方を変えることで成長していくという物語だ。

「仕事への向き合い方」を問う時にあげられる有名な話として、「3人のレンガ職人の話」というイソップ寓話がある。

    3人のレンガ職人
    中世のヨーロッパで、とある旅人が3人のレンガ職人に出会う。
    旅人が「ここで何をしているのですか?」と聞くと、
    1人目は「親方の命令でレンガを積んでいるんだよ」と面倒な様子で答え、
    2人目は「レンガを積みあげて壁を作っている。重労働で大変だが稼ぎが良いからやっているんだ」と答えた。
    3人目は「教会の大聖堂を作っているんだ。完成まで100年以上かかるが、完成すれば多くの信者の拠り所となるだろう。こんな仕事に就けて本当に光栄だ」と答えた。

この有名な寓話をモチーフとして、石切り職人という職業が選ばれているそうだ。

以下はAmazonに記載されているあらすじだ。

やさしい人ほど自分を責めてしまいます。でも、そこに意味はありません。
頑張っているのになぜ評価してくれないの? 自分はいてもいなくても一緒なの?
――その答えは、昔から様々な講師によって語り継がれてきた成功哲学の古典、「石切り職人の話」の中にありました。
・自信がなくミスが多い
・自分を責めやすい、落ち込みやすい
・休み明けに仕事に行くのがおっくう
・上司に不満を持たれてしまう
・ちゃんと仕事をしているはずなのに上司にあまり評価されない
そんな問題を抱えて、今にも押しつぶされてしまいそうなあなた、この本を手にとってお読みください。きっと意欲が湧くはずです。

仕事で成功するための「5つの秘法」

5つ紹介してしまうと本書を読む面白さが半減してしまうので、本記事では第一の秘法だけを取り上げたい。

第一の秘法とは、【 意識の持ち方で仕事は変わる】というものだ。

主人公の石切り職人は、身体が人よりも小さく、一度に運べる石の量も少ない。そんな劣等感から、仕事への意識が低く、ミスもとても多かった。

しかし、意識を変えて「石切りの専門家」として働くようになってからは、親方の動作を一つ一つ観察するようになり、今まで見えていなかった景色が見えるようになった。

書籍の中では、秘法が登場するごとにワークを用意してくれている。

第一の秘宝【意識の持ち方で仕事は変わる】でのワークがこちらだ。

第一の秘宝のワーク

  1. あなたは何の専門家ですか?
  2. その専門家として、提供する価値を高めるために具体的に何をすればいいですか?

第一の秘宝で得られるもの

  • 目指す方向が見つかる
  • ぶれなくなる
  • 自信につながる
  • 未熟者という低いセルフイメージが起こさせていたミスが減る
  • 提供する価値が高まり貴重な人材となる

主人公の成長とともに自分の仕事にも合わせて考えてみることで、一緒に成長できるようになっている。

「仕事は輝く」の感想

ここからは率直な感想だ。

まず、読む前に「石切り職人の仕事ってめっちゃつまんなそう」と思った。

僕は飽き性で新しいもの好きという特性があるのだが、何十年間も石を切って運ぶという単純作業は耐えられないだろうなと感じた。

実際に読み進めてみると主人公も同じようにつまらないと思っていた。

いくら小説とはいえ、このつまらないと思える石切りの仕事とどのように向き合うのかと読み進めていくと、なるほどと納得の嵐だった。

それと同時に、僕が仕事をつまらなく感じていた正体もぼんやりとだが見えた。

最近の自分は良くも悪くも仕事に慣れてきており、日々学ぶことが少なくなっていたように思う。

今の仕事を始めたばかりの頃は新しい知識を毎日身につけていく感覚がとても面白く感じていた。

この本を読み終えて、改めてプロ意識を持ち、仕事の意味を考えながら仕事に向き合いたいと感じた。

だらだら書いてしまったが、結論として仕事に悩んでいる人にはおすすめなのでぜひ一度手にとってみてほしい。

犬飼ターボ本は「CHANCE(チャンス)」と「星の商人」もおすすめ

ちなみに、犬飼ターボの本はこれら2冊が有名で、僕も読んだがとても面白いのでぜひ読んでほしい。

「仕事は輝く」はどちらかといえばサラリーマン向けの本だが、これらの2冊は独立したい人が読んでおくと学びがあるはずだ。

特に小説としての面白さとしてはCHANCEが素晴らしい。

現代ビジネスでのサクセスストーリーなので、より具体的で楽しめる。

正直、「仕事は輝く」よりも先に読んでほしいのは内緒だ。(笑)

ちなみにCHANCEもKindle Unlimitedの読み放題対象なのでお得に読むことができる。(星の商人は対象外)

やっぱり本は毎日ちょっとでもいいから読むと、知識欲が満たされて幸福に生きることができるような気がする。

読書って素敵だ。

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