【マンガ】「最強伝説仲根」はただのインスタ漫画なんかじゃない。

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福本伸行作品の仲に「最強伝説黒沢」という大傑作がある。

その中に登場し、圧倒的なカリスマ性と狂気を見せつけて強烈な印象を残した男がいる。

彼こそが仲根秀平(なかねしゅうへい)である。

仲根は15歳の中学生として作中に登場していた。

中学校の頭を張り、イタリア語、英語が堪能でスポーツも万能。

背も高くケンカも負け知らず。

黒沢の頭に鉄パイプをためらいなく振り下ろす度胸もある。

主人公である黒沢の敵役として登場しながら、その魅力的なキャラクターに僕は魅了された。

そんな彼のスピンオフ作品として生まれた漫画がこれだ。

最強伝説仲根(さいつよでんせつなかね)

これまで福本作品のスピンオフで生まれた作品は2つあり、どちらも本作に負けず劣らず大変おもしろい仕上がりとなっている。

それもあり、僕は満を持して登場したあの仲根のスピンオフ作品なら、とても素晴らしい作品となっていることだと胸に期待を膨らませた。

その結果がこれだ。

僕の目に映ったのは仲根の変わり果てた姿だった…。

最強にかっこいい中学生だった仲根が銀行員となり、ペコペコ頭を下げるような大人になってしまったのだ。

最強伝説黒沢の中では、先輩のプロレスラーの玉子にリンチされるために呼び出されそうになっても、「ボコられるだけっすよ」と涼しい顔で言っていた仲根。

そんな仲根が上司に媚びへつらう態度を取るなんて、ジャイアンがのび太の舎弟になるくらいありえないことなのだ。

ましてや…。

あの仲根がインスタなんてやるはずがない

中学生の頃の仲根は、将来はどこかの国の大統領か大使にでもなると思っていた。

しかし、大人になるに連れて、周りの人間も少しずつ「マトモ」になってしまい、仲根も受験をしたりと、いわゆる「マトモ」に染まっていってしまう。

そうして、大人が作った社会の制約の中で、彼はいわゆる大人になってしまったのだ。

まさか大人になった仲根に励まされるとは

我々にも思い当たることはあるだろう。

可能性が無限に広がっていた中学時代。漠然と想像していたはずだ。

自分の将来は約束されていて、楽しい生活を送るかっこいい大人になっているだろうと。

仲根も一緒である。

こう感じているのは仲根だけじゃないはずだ。

僕らにも夢があった。

いつしかそれが叶わないものと自分の可能性を殺してしまった。

仲根もそんな我々と一緒で、ちっぽけな一人の人間だったのだ。

救いのない仲根の暮らしに光を当てたもの

つまらない大人の生活を送っていた仲根が日々の生活に光を見出したものがある。

 

 

会社で満たされない承認欲求が、インスタグラムで満たされてしまったのだ。

スマホ社会となり、ネットを通じて様々な人間とコミュニケーションが取れるようになったことで、

仲根のように「いいね」を欲しがる大人が蔓延している。

その結果、「いいね」の数が自分の価値だと思い込んでいる人も増えてしまっている。

その悩みに仲根も陥ってしまうのだ。

さいごに

仲根が今後「いいね」を集められるのだろうか。

どのように「いいね」を集めていくのだろうか。

「いいね」を集めた先に何が待っているのか。

彼は中学生の頃の自己肯定感を取り戻せるのか。

最強の不良で多才であった仲根が銀行マンとなってしまったことを知った瞬間は大変ショックだったが、これは現代社会では十分に起こりうる出来事である。

この出来事がマンガだけの世界と思わずに、自分ごととして捉えることで仲根と一緒に成長していきたいものである。

今後、仲根がインスタグラムを通して何を学んでいくのか楽しみにしたい。

なお、最強伝説黒沢を読んだことがない人は、まずは黒沢から読み進めて欲しい。

仲根を知っている状況で本作を読むのと、知らない状況では感じ取れる内容が全く異なるのだから。

「最強伝説黒沢」は僕の生涯漫画ランキングでTOP10には入る傑作なので、安心して読み進めていって欲しい。

 

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