WealthNavi(ウェルスナビ)の始め方・メリット・デメリットを紹介【運用実績あり】
「Wealth Navi(ウェルスナビ)」という、ロボアドバイザーによる自動積立投資サービスを2ヶ月前から始めてみました。
最近ではテレビCMも流れるようになったので、聞いたことのある方もいらっしゃるかと思います。
この記事では、「ウェルスナビで本当にお金は増えるのか?」というポイントに加えて、サービス概要やメリットデメリット、ウェルスナビの始め方までを網羅して紹介していきます。
目次
ウェルスナビはロボアドバイザーを代表するサービスの一つで、高いレベルの資産運用を人間の代わりにロボットが行なってくれるサービスです。
顧客の預り資産は1,000億円を突破し、運用資産・運用者数ともに日本一のロボアドバイザーとして人気です。
ウェルスナビの基本的な方針として、「長期・積立・分散」というポリシーを掲げています。
そのため、「短期的に大きく儲ける!」というようなギャンブル性の高いサービスではなく、10年、20年と長期的に積み立て投資を行い、複利効果によって資産を大きくしていく投資スタイルです。
分散というのは、一つの金融商品に資産を集中させずに、様々な金融商品に資産を分散することでリスクを最小限に抑えていく考え方です。
「卵は一つのカゴに盛るな」という有名な言葉もあるように、万が一カゴを落としてしまった場合、いろんな場所に卵を分けておけば全部の卵が割れてしまうケースを避けることができます。
以下は実際のウェルスナビの画面ですが、このように金融商品を自動で選んで購入してくれます。
項目としては画像のように表示されますが、裏側では約50カ国11,000銘柄以上に国際分散投資を行っています。
実際に使ってみた上でウェルスナビのメリットとデメリットを考えてみたいと思います。
Wealth Navi(ウェルスナビ)のメリット
一番のメリットは、「初心者でも気軽に資産運用を始められる」という点です。
ロボットが自動で全てを行なってくれるので、最初の設定さえ済ませてしまえば本当に何もする必要がありません。
また、「長期・積立・分散」というスタンスのため、短期的な市場の変動に一喜一憂する必要がなく、私生活や仕事生活にも支障がありません。
今までの投資は、基本的にたくさんの勉強を重ねた上で行うものでしたが、ロボアドバイザーの登場で本当に何も知らなくても投資ができるようになりました。
Wealth Navi(ウェルスナビ)のデメリット
一方でデメリットとしては、「手数料率が高い」という点が挙げられます。
手数料率は年率1%(預かり資産の1%)で、一般的な投資信託の手数料と比べると少し高いです。
例えば、僕が積立NISAとiDeCoでメインで購入している「楽天・全米株式インデックス・ファンド」という銘柄の手数料は「0.1696%」なので、ウェルスナビの約1/6程度です。
もし100万円の資産を預けていた場合、以下のように手数料の差は歴然です。
- ウェルスナビ:10,000円
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド:1,696円
ただ、そうはいっても手数料が高すぎるというわけではありません。
例えば個人投資家に高い人気を誇る「ひふみプラス」という銘柄の手数料は「1.0584%」と、ウェルスナビよりも高いです。
これらの投資信託の商品と「ウェルスナビ」を横並びに料金を比較するものでもないのですが、手数料は少し高めという認識は持っておいた方がいいと思います。
自分で銘柄を選ぶことができる投資家の方も、みんな口を揃えてウェルスナビの料金は高いといいます。
ただ、個人的には何もわからない初心者の状態でも投資を始められるので、1%は許容範囲かなと思います。
投資に慣れてきたら、手数料率の低い投資信託を自分で選んでポートフォリオを組むことができればなお良しです。
メリット・デメリットをまとめると、投資のプロから見ると手数料率は割高だが、気軽に始められるため初心者には大変おすすめとなります。
ウェルスナビは面倒な手続きも少なく、以下の公式サイトから簡単に始めることができます。
>ウェルスナビ(公式サイト)
具体的な手順
- 運用プランの診断
- 口座開設・オンライン申し込み
- 口座開設完了
詳しくみていきます。
STEP1. 運用プラン診断
運用をスタートする前に、6つの質問に答えることで自分のリスク許容度を測ります。
リスク許容度とは、資産を増やすためにはどれくらいの減少に耐えることができるのかを測る指標です。
ウェルスナビ独自に5段階評価を設けており、リスク許容度をもとにポートフォリオが組まれていきます。
実際に診断をしてみるとこのような診断結果が出ます。
リスク許容度5の人が10万円でスタートし、毎月1万円積立設定した場合のシミュレーションです。
投資元本370万円が70%以上の確率で645万円以上になるようです。
登録せずにシミュレーションだけ行うこともできますので、興味本位で試してみるのも面白いと思います。
STEP2. 口座開設・オンライン申し込み
口座開設には本人確認が必要となります。手続きは本当に簡単で、スマホ一つで完結します。
本人確認書類も写メで撮ってアップロードで完了するので、最短3分で完了します。
必要な書類は以下です。
- メールアドレスの登録
- 本人確認書類の登録
- 銀行口座等の入力
※本人確認書類:運転免許証 + マイナンバーカード or 通知カード
※「運転免許証」の代わりに「パスポート」、「通知カード」の代わりに「マイナンバー(個人番号)が記載された住民票の写し」を利用することも可能。
STEP3. 口座開設完了
口座開設の審査後、登録した住所に簡易書留が届きます。
簡易書留を受け取れば口座開設が完了しますので、管理画面にログインして運用プラン(リスク許容度)を設定すれば運用がスタートします。
簡単ですね。
Wealth Navi(ウェルスナビ)の最低投資額は10万円
ウェルスナビを始めるには最低でも10万円は必要です。
(以前は30万円以上でしたが、ハードルが下がって始めやすくなりました。)
最低積立金額は「1万円/月」ですが、積立設定は任意となりますので、毎月積み立てたい方だけ設定すればOKです。
口座振替で自動引き落とし設定ができますので、最初に設定してしまえばあとは作業不要となり、何もせずに資産運用をすることができます。
ウェルスナビはやめるのも簡単
ウェルスナビはやめるのも簡単で、投資に回していたお金を使いたくなった場合に、出金依頼から3営業日で現金化されて口座に振りこまれてきます。
60歳まで現金にすることのできないiDeCoなどと比べると圧倒的な流動性ですね。
前置きがだいぶ長くなりましたが、ここから運用実績を公開します!
僕は2018年7月18日からスタートし、「初期10万円+積立2万円/月」で運用しています。
ここまでの投資元本は「190,000円」で、これが「192,858円」になりました。(+2,858円(1.50%))
少ないと思う方もいるかと思いますが、始めたタイミングも悪かったのもあり、つい1週間ほど前にプラスに転じた状況です。
実際の推移はこんな感じです。
- 3日後 :– 1,434円(- 0.96%)
- 1ヶ月後:– 3,570円(- 2.10%)
- 2ヶ月後:+2,858円(+1.50%)
以下は実際のウェルスナビのログイン画面です。
開始3日後:-1,434円(-0.96%)
開始1ヶ月後:-3,570円(-2.1%)
開始2ヶ月後:+2,858円(+1.5%)
長期的な積み立てを行っていくので、現時点でのパフォーマンスはあまり重要ではないのですが、気になる方もいるかと思いますので、これからも定期的に公開していきたいと思います。
ちなみにウェルスナビの社長も自分の資産運用をウェルスナビで行っているようで、その成績を公式サイトにて公開しています。
<CEO柴山の2016年1月~2018年8月の運用実績(円建て)>
投資額の累計394万円が、489万円以上(+24.02%)に成長しています。
※1年あたりにすると+10.3%となっています。
さいごに
初心者向け資産運用であるロボアドバイザーの中で一番の人気を誇る「ウェルスナビ」を紹介しました。
実際にウェルスナビを使用してみて感じたことは、「本当に何もしなくてもお金が増えていた」ということ。
もちろん投資なので、市場の景気が悪くなれば資産が減ることもありますが、リスク許容度を下げれば無理な運用をされることもないので、自分のライフスタイルに合わせた運用も可能です。
また、貯金ができない人なんかは、必要になればすぐに出金もできるので貯金代わりに毎月数万円ほど積立ておくと良いのではないかと思います。
これからの時代は国も投資を推奨する中で、資産運用は国民全員が行うべき命題であると考えています。
ウェルスナビは何から始めたら良いのか分からないという方には最適のサービスですので、少しでも資産運用に興味のある方は、まずは無料診断のシミュレーションだけでもやってみると資産を形成するというイメージが湧いてくると思いますよ。
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